桜の花びらは美しく、儚く、散っていく。

「……俺らの姫になってもらうため、なんだよね。」

「は……?」

姫…?

姫ってなに??

俺らって……??

疑問ばかりの私に、蓮斗が付け足す。

「僕ら…Mayraiの姫になって欲しいんだ。」

「Mayrai……。」

暴走族に特に興味がない私でさえ知っている。

暴走族といえば、薬に強姦、恐喝に強盗……とか、犯罪臭がぷんぷんするものだけど、Mayraiは違う。

そのため、合コンでMayraiと名乗れば女子達からの人気は急上昇するんだとか。

………全部、友達の受け売りだけどね。

合コンなんて行ったこと無いし。

てか、こいつらMayraiだったのか。

それなら女子からの絶大な人気も納得出来る。