白い狐の探しモノ

「じゃあさ、今日、妖狐探しでもしちゃう?」


突然の私の提案に、2人は驚きを隠せないようだ。


「え、マジで言ってる?」

「ほ、本気?みよりん。」

「何よ、妖狐の存在確認したいんじゃないの?」


有紀は目を見開いたままで、ソータはポカンと口を開けたまま。
ちょっと、笑いそうになる。


「ね、これでいなかったらもう騒ぎ立てるの止めなよね。」

「う、うん...。」

「まぁ、付き合うけどさ。」


ソータは頷き、有紀も賛成してくれた。


「じゃあ、作戦でも立てるか。」


授業時間を作戦すべてに使う。
正直言って、授業時間が暇じゃなくなってラッキーだ。


「つっても、作戦なんて思い付かなくない?相手妖狐よ、妖狐。妖怪よ?」

「まぁ...ねぇ...。」


確かに困る。
つーか、いるかどうかもわからない妖怪相手に人間の作戦は歯が立たないだろう。


「あー、頭がごちゃごちゃになってきた!作戦タイム終了っ!」

「えー、まだ何も決まってないけど...。」

「...全力で行こう。」



作戦タイム、終了。