ザワザワ……


もうすぐ夏休みに入る頃。

朝学校に来ると、いつもうるさい教室がいつも以上に騒がしかった。



「嘉恋ーっなになに?どしたの?」


嘉恋は少しビクッとして私の方を向いた。

どーしたのかな…?



「あっ、瑞姫おはよー」


少し躊躇い気味にいう嘉恋。


え、どうしたんだろう。




「瑞姫、あのね…?」