私の時間は止まったまま。


そう、あの、小学6年の頃から。


私の名前は、白坂 杏里(シラサカ アンリ)。

都内有数の私立高校、鷹崎高校に入学して早3日の高校1年生。


電車通にもそろそろ慣れてき始めた頃。



いつものように電車に乗ろうとする。

「杏里ー!!おっはよ!!」

「おはよ。藤原。」

この男は藤原 陽(フジワラ ハル)。

中学校の頃から私に好意を抱いてるらしく、前からつっかかってくる奴。


私も今は適当にあしらって男友達として接している。