【完】あたしはニセカノ。

「お前のことだろ、自覚あんのか?」


ウソ…信じられない。


涼くんが、あたしをカノジョ扱いしてくれた。


嬉しいよーっ!


「あたしをカノジョだって、認めてくれるの!?」


そう言ったら、呆れた顔をされた。







「なにを今さら。嫌なら、やめたっていーけどな」


「そんなイジワル言わないでよ…」


「だからこーして、一緒に帰ってやってんじゃん?ありがたく思えよ」


「ありがとうございます!」



うーん、なんだかフィフティフィフティじゃない気がするけど、


この際、気にしないようにしよう。