「えー!今のはないよな…紗南ちゃんがせっかく弁当作って来てくれたのにな。俺、呼んで来よっか?」
さっきまで涼くんと一緒に歩いていた、三田村くんが必死でフォローしてくれる。
三田村くんは、涼くんとは対照的に見るからに優しそうな男の子。
いつもこうやって色々と声をかけてくれるから、性格もきっと優しいんだと思う。
「ううん、大丈夫。自分で追いかけるね。三田村くん、応援してて!」
ガッツポーズを作り、少し先を歩く涼くんの背中を追った。
「待ってよ~、涼くん。だったら、あたしも学食に行こうかな」
「マジムリ」
今日最初に交わした言葉が、“マジムリ”って。
でも、ここで引くわけにはいかない。
さっきまで涼くんと一緒に歩いていた、三田村くんが必死でフォローしてくれる。
三田村くんは、涼くんとは対照的に見るからに優しそうな男の子。
いつもこうやって色々と声をかけてくれるから、性格もきっと優しいんだと思う。
「ううん、大丈夫。自分で追いかけるね。三田村くん、応援してて!」
ガッツポーズを作り、少し先を歩く涼くんの背中を追った。
「待ってよ~、涼くん。だったら、あたしも学食に行こうかな」
「マジムリ」
今日最初に交わした言葉が、“マジムリ”って。
でも、ここで引くわけにはいかない。