【完】あたしはニセカノ。

結局、


屋上の端の、貯水タンクの裏に引っ張ってこられた。



「お前、俺に言うこと…あるよな?」


ヘビにニラまれたカエルのように…


もはや、



視線を逸らすことすら許されない。








「あのね…涼くんに、余計な負担をかけたくなかったの…」



「どーいう意味だよ」



「誕生日のこと…黙っててごめんなさい!予定を空けなきゃとか気を遣わせるし、

それに、プレゼントを欲しがってるみたいで言えなくて…」



「…ふーん、欲しいの?プレゼント」



い、え。



そんな言い方をされると、



やっぱり欲しがってたみたいに聞こえるよね。



うん、ホントは欲しいんだけど…。