【完】あたしはニセカノ。

この勢いで、チュッてされかねない。



涼くんは人前でも平気そーだけど、あたしはそうはいかない。


たまに、



羞恥心が、この人にはないんだろーかと思ってしまうぐらいで。



「ん…シャンプー変えた?いい匂い…」



涼くんが、あたしの髪に顔を近づける。



「ぎゃあっ!」



思わず叫んで、後ろに飛び退いてしまった。








「いくらなんでも、『ぎゃあ』は、ないだろ…色気ねーヤツ」



「だだだだだだって!涼くん、近づきすぎ」



「このぐらいで、なんだよ。もっとすごいこと、すんぞ?」


イジワルな笑みは、


もう、悪魔の微笑みにしか見えない。