【完】あたしはニセカノ。

三田村くんは、



「涼ってエロいから、紗南ちゃん気をつけろよ?

俺は紳士だから、付き合いもスマート」



なんて言って、いつも涼くんをからかっている。



「誰がエロだよ、オープンにしてんだろ」



廊下に出てあたしの隣に立つ涼くんが、



あたしに腕を絡めつつ、そんなことを言っている。












「どーだか。空き教室に連れ込まれたら、叫ぶんだよ」


三田村くんがあたしの肩を叩くと、


意地になってその手を振り払う、涼くん。


「触んじゃねぇよ」


「ハイハイ、誰もとらねーっの。お前のワンコだろ?」


「なっ……テメー!!紗南は、犬じゃねーっ」