【完】あたしはニセカノ。

「そっか…俺、お前のかわいい仕草とか、そーいうのを他のヤツに見せたくないって思ってただけなのに。逆に、不安にさせてた?」




えええええっ。




「ふ、ふあっ……不安…だけど。けど、涼くん、そんなこと思ってたの!?」



「だってなー」



「くふっ」



涼くんがあたしの手に指を絡め、恋人つなぎをする。



その瞬間に、ニヤけてしまう。









「これだもんな…かわいすぎだろ。三田村が、全力で紗南を奪いにくるはず」



涼くん、それ…大きな誤解!



こんなあたしを見て、かわいいなんて思う人がいるわけない。



けど…



涼くんは、そう思ってくれてるんだね、



すっごく嬉しいよ。