涼くんが、それでいいならいいけどね…。



あたし、助けないから。



先に体育館に移動すると、



体育館裏で…



見てはイケナイものを、



見てしまった。












「あたし……ずっと、好きで……」



「ありがとな。これ、俺にくれんの?」



女の子が手にしているリボンのついた袋を、男の子が受け取っている。



とある、告白のシーン。



ひとりは見たことのない女の子で、



その相手は…



三田村くんだった。