【完】あたしはニセカノ。

あたしが顔を上げると、涼くんの満面の笑みが飛びこんでくる。



「お前、やっぱウチの犬に似てる」




「……はいっ?」




「こーやってるとき、鼻つまんだり。けど、イジっても、すり寄ってくる」



え。



涼くんが、あたしの頬を軽くつまむ



「すげーかわいいんだよな、アイツ」










パグ……。



そーいえばあたし、



涼くんちの、パグに似てるんだもんね。



「俺愛犬に激甘なの、太一に見られたくない心境に似てる」



涼くん……



例え愛犬だとしても。



あたし、



素直に喜べないよ!?