【完】あたしはニセカノ。

「ウソ。そんな、この世の終わりみたいな顔すんなよ」



「ええっ、あたしそんな顔してないってば!」



「してんだよー。紗南の、そーいうコロコロ変わる表情がスキ。すげー、面白い」



「面白い……」



それって、好きっていうか。



ただの、興味本位!?



けど、さっきまで冷たかった涼くんの目が、



少し細められて優しい表情になってきた。








「涼くんだって……」



「ん?」



キョトンとして、あたしを見つめる瞳。