【完】あたしはニセカノ。

「お前…必死すぎ。引くわ」



決死の覚悟も、涼くんにバッサリ斬られてしまう。



ううっ…でも、めげない。



涼くんが言うように、あたしって究極の前向きな子だから。



「引かれても、いいもん…。涼くんだって、あたしのことが好きなくせに。さっき言ってたよね?」



今の態度からは想像もつかないけど、



『好き』って言われたのは、事実。



さっきの甘い涼くんとはウソみたいに別人だけどね……。








「言ったけどー…」



わ、やっぱり?



ニヤけそうになったら、涼くんにグッと腕を引かれた。



なぜか、あたし…



超ニラまれてますけど……。



え……



どうして?