【完】あたしはニセカノ。

ずっと、あたしを見つめてるし…。



もお、勘弁してください。



「降参です…」



「…は?」



わけがわからないと言った風に、涼くんが顔をしかめる。



「涼くんのギャップに、耐えられないよー…好きは好きなんだけど…」



恋愛経験のないお子ちゃまなあたしには、刺激が強すぎる。



「あっそ」



そっと離れる体。



今まで温かかった肌に、すきま風が吹く。









くっついてることが、こんなに幸せであったかいことだったってことに、



やっと気づかされる。



涼くん、あたしから離れていかないで。