【完】あたしはニセカノ。

「泣かれると…どーしたらいーか、わかんねーよ。

お前の笑顔、好きっつったろ。いつも、笑ってろよ」



ドキドキする。



涼くんが、あたしを…好き。



「そんな、あたしだって…いつも笑ってられないよ」



「なんだよ、今日はやけに突っかかってくるよな。いつもみたいに、俺にイジメられたい?」



ニヤリと笑って、



頭上に置いた手を、髪の上にすべらせる。








ひ、ひゃあっ!



飛びのくと、涼くんは苦笑いをしている。



「や、ヤダっ。優しい涼くんが、好き。優しい涼くんに…あの日、恋したんだもん。

いつもイジワルだけど、ホントは違うって…ずっと、信じてた」



「フッ…かわいーこと言うじゃん」