【完】あたしはニセカノ。

「すげー寒いのに、素手で地面這ってるし、コイツやべぇなと思って通り過ぎよーと思ったんだけど」



「最初は、通り過ぎようとしたんだ!?」



「まーな。けど、なんか放っとけなくて。どうやら受験票を落としたらしー。

こんな日に落とすとか、究極のバカだなとも思った」



うう、相変わらずキツいお言葉。










「ホントは、受けずに帰ろーかと思ってた」



「ええっ、そうなの!?」



「でも、こんな必死になってるヤツ見たら…この学校も受ける価値があるのかもなって気になってきて」



「あたしを見て…?」