【完】あたしはニセカノ。

もう、貶されてるのか、褒められてるのかわかりません。


「あたしを…好き?ウソ…。

涼くん、門のところで元カノと抱き合ってたくせに」



あたし、騙されてる?



ウソだとしたら、イジワルの度を超えてるよ。







「正確には、“抱きとめた”が正解。おい、言ってみろよ。

どこまで聞いてた?」



「それは…もう、そこで走って逃げたの」



「ふーん、で勝手に勘違い」



「ていうか!紛らわしーよ、あたしの約束の前に元カノと…」



「別に、俺が呼んだんじゃねーし。クラス会することになって、近くまで来るからって急遽呼びだされて」

 

「ぶー……ひゃめてほ…」



涼くんが、突然あたしの片頬をつまむ。



「不貞腐れてんなよ。お前の笑顔、好きなのに」



ええっ!?