【完】あたしはニセカノ。

「ズルいよ…」


元カノとやり直すんでしょ?


それでも、あたしの気を引きたいのかな。

 
グッと涼くんの胸を、押し返す。  


だけど、その手を涼くんに掴まれた。


「俺が…欲しいって言えよ」


ええっ!?


い、言えるわけない!


プルプルと首を横に振ると、


涼くんが、ククッと笑った。







「言えたらー…ご褒美やるから」


ご、ご褒美っ!?


あたし、犬じゃないよ。


また、ウチの犬にそっくりだって思ってない!?