【完】あたしはニセカノ。

「俺だって…ヤだったから」



「…え」



「三田村と、連絡先交換してたよな。しかも、俺より先に?フざけんなよ」









涼くんが、怒る理由がわからない。



あんなに、あたしに冷たくしてたのに…。



仮のカノジョでも、そこはイヤなんだ?



「それは…涼くんの、相談をしたくて…」



「前も言ったけど、俺に直接聞いてこい。他の男に相談するとか、ねーわ」


そ、そんな!


「勝手だよ。あたしのこと、認めてくれないくせに…それなのに…」


「うっせ」


涼くんの顔が近付いて、綺麗な瞳と長い睫に魅せられる。