【完】あたしはニセカノ。

「す…き、じゃない」


いまさら、だけど。


「ウソつけ。すげー好きじゃん、顔に書いてある」


「ええっ!?」


慌てて頬を押さえると、


その上から、


涼くんが、手を重ねてきた。


ドキーッ!!






そして、今まであたしに見せたことのない顔で、


妖艶に、笑った。


「俺が、他の女といると、気になる…つったよな」


言ったけど。


けど、どうして今その話!?


胸のドキドキと、


涼くんの言動の意図がわからず、


半ば、パニック状態。