【完】あたしはニセカノ。

っていうか、今…うまいって言った!?



いつもなら、



無言でスルーの場面だよ。



ガツガツ食べて、



その後、読書。









こんな一言をもらえただけで、



天にものぼる気持ちだよ…。



「涼くん、おいしい!?」



「ああ。それにしても、なんだよバカデカいこの弁当。俺をデブにする気か?」



ジロッとニラまれ、手を大袈裟に振る。



「ちっ、違うの!!張り切ったら、こーいう結果になっちゃって。

それに、タイちゃんも食べるかなーと…おも、って……うわぁ」



なぜか、涼くんがあたしの顎を指で挟む。



そして、ゆっくり涼くんの方を向けられた。