【完】あたしはニセカノ。

「じゃ、食わせて?」



涼くんはあたしの隣に座ると、少し肩を寄せてきた。



なっ…な、なにが起きたの!?



「さっさとしろよ、腹減ってんだよ」



ひっ!



涼くんはあたしの手を取ると、



強引に唐揚げを口に押し込んだ。








ギュッと握られた手が…



緊張で震える。



この2週間で、一番甘い出来事。



涼くんとの未来はもうないのに…



何かを期待して、



ハンパなくドキドキする胸。