「りょ、りょりょりょ、りょーくんっ!?」



「あ?」



「今っ、うれっうれ、嬉しいって言った!?」



「悪いか?」



なわけなーいっ。



「あたしも、超嬉しいっ!生きてて、よかった!」



「お前は、大げさ。ほら、帰るぞ」



そう言って、あたしを手招きする。









ワンっ!



瞬時に、涼くんの側に駆け寄った。



「一緒に帰ってもいいの?」



「おー」



「ねぇ、どうしていつも嬉しいとかって、言ってくれないの?

お弁当楽しみにしてくれてたのも、全然わかんなかったよ?」