鎮守の森に鬼火が灯る

「こんなのしかないけど、大丈夫かい?」






特別に店を開けてくれたおばさんが、店頭には若い子向けのがないといって、わざわざ納屋から在庫を探して来てくれた。







「大丈夫です、ありがとうございます!」






あたしはお礼を言って、お財布からお金を出して支払いを済ませ、紙袋に入れてもらったナプキンと歯ブラシを持って黒石商店を出た。





帰り際、おばさんが「また急な入り用のものがあったら、いつでも声かけてね」と言ってくれたのが、すごく嬉しかった。




いい人だなぁ。




やっぱり、こんなにきれいな村で育ったから、みんな心が広くて優しい人なんだ。