鎮守の森に鬼火が灯る










「―――ぅわ………」







玄関のドアを開けた瞬間、ひんやりと冴えた空気に包まれた。







「やっぱり、夜は冷えるな………」







あたしはワンピースの上に厚手のパーカーを羽織って外に出たけど、それでも少し肌寒く感じるくらいだった。





ジッパーを一番上まで上げて、首の周りが布で覆われると、少しはましになった。







「………さっさと買い物すませて、早く帰って来よう」








あたしはそう決意して、おじいちゃんが書いてくれた地図を手に、すたすたと歩き出した。