鎮守の森に鬼火が灯る

するとおじいちゃんが、考え込むように眉をひそめた。







「ーーーこのあたりじゃ、黒石商店くらいだが………。


今日は日曜だから、やっとらんぞ」






「え……っ、じゃあ、一番近くのコンビニとかスーパーとか、ドラッグストアとか」






「うむ………スーパーは車で三十分くらい下ったところにあるが、夕方の五時で閉まるから、もう間に合わん。

コンビニは、七時まで開けとる店が、車で一時間近くかかるところに一軒あるが………」







おじいちゃんは、焼酎がなみなみと注がれたコップに目を落とした。







「ーーーわしは酒を飲んでしまったから、すまんが送ってやれん」