鎮守の森に鬼火が灯る

ーーーけど。






「………ぷ……っ」







あたしは思わず、吹き出してしまった。





みんなの視線が集まる。




でも、今さら笑いは止まらない。







「………なに笑ってんだよ、お前」







司くんがむかついたような顔で言う。







「だって……司くん、おかしいんだもん」






「はぁ? 何がだよ!」






「耳が酸っぱくなるほど、って。

口酸っぱく言われた、の間違いじゃない?

それか、耳にタコが出来る、とか」







あたしが笑いながら言うと、司くんの顔がみるみる真っ赤になった。







「………うっせぇな!


生意気な女っ!!」