鎮守の森に鬼火が灯る

真っ暗な中を、ゆらゆら揺れる篝火の灯った橋を歩いていくあたし。




小さな古びた鳥居。




その篝火は森の中に続いていて、丸太の階段を登っていくと、二つ目の鳥居があってーーー。






それにしても、奇妙だな。




まるで、予知夢みたい………。






そこで、あたしはくすりと笑った。






予知夢、だって。




我ながら、いかにも中二病な思考をしてしまった。





漫画の読みすぎだよね、ほんとに。







そのとき、階下からあたしを呼ぶ芳江さんの声が聞こえてきて、あたしはばたばたと部屋を出た。