鎮守の森に鬼火が灯る

「花絵、これ持ってって」





「うん」






花絵ちゃんがこくりと頷き、あたしをよけるようにして台所に行った。





あたしが目を丸くして見ていると、芳江さんが「人見知りなの」と笑った。






「でも、慣れたらよく喋る子なのよ。よろしくね」





「はい!」






花絵ちゃんが戻ってきて、芳江さんの背中に隠れつつあたしを見ている。






「花絵ちゃん、はじめまして。

あたし、いとこの美夜だよ。

仲良くしようね」






「うん………」







こくりと頷いた花絵ちゃんは、お人形さんのように可愛かった。