鎮守の森に鬼火が灯る

「じゃあね、美夜。


何かあったらいつでもメールしてよ?」






「正月には帰国して、会いに来るからな」






「うん、メールする。

気をつけて行って来てね。

お父さん、仕事がんばって!」






「うん、ありがとな」






お母さんがあたしをぎゅうっと抱きしめ、お父さんが頭を撫でてくれた。






ーーーもちろん、寂しいけど。




おじいちゃんたち、みんな歓迎してくれてるし。




きれいな村だし。



大丈夫、大丈夫。






あたしは二人に心配をかけないように、明るい笑顔で手を振り、山道を下っていく車を見送った。