鎮守の森に鬼火が灯る

「―――あっ、兄さん!」






おじいちゃんに招かれて家の中に入ろうとしていると、後ろから明るい声が聞こえてきた。





振り向くと、にこにこと笑いながら小走りで駆けてくる女の人と、その後ろから男の人、さらに男の子と女の子がやって来た。






「初めまして。

私、亮介の妹の芳江です」






「亮介さんの妻の加奈子です」






「娘の美夜です」






「どうも、加奈子さん、美夜ちゃん。

まったく、あの兄さんにこんなきれいな奥さんと可愛い女の子がいるなんて……変な感じだわぁ。


あ、こっちは、私の旦那の泰二さんと、息子の司、娘の花絵。

司は美夜ちゃんと同じ中二だから、よろしくね。

花絵は小四、女同士だし、遊んであげてくれたら嬉しいわ!」






芳江さんは一気に言い切った。



すごく賑やかな人だなぁ。