鎮守の森に鬼火が灯る

ーーーそう。





あたし、玉垣美夜(たまがきみよ)は、今日から、この迦具村のお祖父さんの家に居候するのだ。






インドに二年間転勤することになったお父さんと、それについていくお母さんと離れて。






今まさに、そのお祖父さんの家の前に、あたしたちは立っている。







「………うわぁ、立派な門……」





「大きなおうちねぇ………」






お祖父ちゃんの家は、昔の日本映画に出てくる大金持ちのお屋敷みたいだった。