不器用な愛の示し方。



てか、数学って俺の一番苦手な教科…!!

あの野郎、数学担当だからって…。
まぁ、知っててだろうだけどな。

はぁ…気が重い。

「よー、弘貴ー!!まんまと浜ちゃんに引っかかったなー!!」

そう言いながら俺の元へ来るのは幸。
さっきのことを気にしてないようでホッとする。

「うっせーよ。」

俺は、笑いながらそう返す。


「まぁ、応援してっからよー。」

幸は頭がいい為、テストでは常に上位。
俺の場合、数学以外は出来る。

てか、数学以外は学年上位並だからな。