多重人格者【完結】


「全てが終わる事なんてない。
終わりなんて、ない。
なのに、君はあやめを好きになってる。
くく、本当に滑稽だよな?
俺は、あやめを最初行かせない様にしたんだ。
だけど、あやめの、彼女の意志は強かった。
仕方なく様子を見守ってたけど、うまい具合に全て進んでくれたよ。
面白いぐらいに。
そして、それは今も」

「……」

「君も思っただろう?
……近い内に全てが終わると」

「っ!?」



ゾクリと、また背中に悪寒が走る。
全てを見透かしている様な、その瞳が恐ろしい。



「終わる事なんてない。その本当の意味を君は理解してないよ」

「……意味?」

「ああ。でも、こればっかりはちゃんと考えてね?
結構ヒント色々あげたと思うし」