さらに、一葉には困ったくせがひとつあった。それは、夢がころころ変わるということだった。
ドラマで手話をする主人公がいれば、私も手話の先生になりたい、ドキュメンタリー番組で看護士が特集されると、人の命を救う立派な看護士になりたい……と言うのだ。
口にするだけなら、まだいいのだが、ある日、「私、マンガ家になりたいの!」と突然言い出したことがあった。
前日、バラエティ番組に売れっ子の少女マンガ家が出ていたのを見たからだろう、とひとみにはすぐにわかった。
ドラマで手話をする主人公がいれば、私も手話の先生になりたい、ドキュメンタリー番組で看護士が特集されると、人の命を救う立派な看護士になりたい……と言うのだ。
口にするだけなら、まだいいのだが、ある日、「私、マンガ家になりたいの!」と突然言い出したことがあった。
前日、バラエティ番組に売れっ子の少女マンガ家が出ていたのを見たからだろう、とひとみにはすぐにわかった。

