「いや~っはっはっは、旦那、そりゃ勘弁してくだせぇ! 企業秘密ってやつですよ!」 店主は、真っ黒な歯をのぞかせて、豪快に笑ってごまかした。 「あっ、そろそろ花火があがる時間だから行きましょう」 母親にせかされて、家族はゾロゾロとテントから出て行った。