ニンゲン釣りゲーム

「大和、私をおいていかないでよ……ひとりにしないでよ……」

楓は泣きながら、弱音をもらした。

すると大和の手がゆっくりと動き、楓のほほを冷たい指先でなでた。

「楓、泣くなよ……。楓が悲しいとおれも辛い……。
おれ、ずっと楓のこと気になってたんだ……おれに似ていたから……」

大和が口から血を一筋流しながら、ぽつりぽつりと言う。

「私が……? 大和に似ている?」