口から泡状のつばを飛ばしながら、必死に首を回して見てみると、歩がベルトでしめてきていたのだ。
「がっ、や、や……」
――やめろ、と叫びたかったが、首がしめられており、声にならない。
空気を求めて和也はベルトをかきむしり、爪が折れたが、まったく息ができない。
すると歩が、巨蜂のようにどす黒い紫の顔色になりつつある和也の耳元にささやいてきた。
「――残念だったね。脇田くんが生きていたら、きっと助けてくれただろうに」
「がっ、や、や……」
――やめろ、と叫びたかったが、首がしめられており、声にならない。
空気を求めて和也はベルトをかきむしり、爪が折れたが、まったく息ができない。
すると歩が、巨蜂のようにどす黒い紫の顔色になりつつある和也の耳元にささやいてきた。
「――残念だったね。脇田くんが生きていたら、きっと助けてくれただろうに」

