ニンゲン釣りゲーム

意味がわからず、楓が呆然としていると、歩がズボンのベルトをカチャカチャと鳴らしながら、外そうとしていた。

桃香の上で腰をふる高斗の獣のような声が耳に飛びこんできて、血の気が一瞬で引いた。

――まさか、私を……!?

「いやぁ!」と楓は、目を閉じて、顔をそむけた。

その反応を見た歩が、ポンッと頭をなでてきた。
ひっ、と楓は身をすくめる。

「安心して。土屋さんを襲ったりはしないから」