ニンゲン釣りゲーム

「うぎぃぃぃぃ!!」と歯をむきだして叫び、なおも血まみれの拳で殴り合うその姿は、まさに獣だった。

拳が血まみれで、滑ってしまい、身体を殴れなくなったためか、お互いの肩をつかみ、激しく頭突きをしだした。

何十回目かで鈍い音が辺りに響き、彩乃とひとみは同時にぶっ倒れた。
異常な力で頭突きしあっていたため、頭蓋骨が骨折したのか、はたまた脳の血管が切れたのかは定かではないが、ふたりとも鼻血を垂れ流しながら、動かなくなっていた。

「ハハッ、体力がほとんど残っていなかったのに、力を使いすぎたからだろうね。呆気ない最期だったな」