ニンゲン釣りゲーム

「うん、平気平気! それより、修学旅行に持ってくお揃いの物なにがいいかな〜」

大きな声ではしゃぎながら、歩いて行った。

その後ろ姿を見ながら、奈緒がため息をつく。

「部活ってウソだったんだ……早く買い物に行きたかったんだろうね。楓ちゃん、ひとりで大丈夫かな……」

奈緒は、自分たちの教室がある2階に視線をやる。

「桃香たち手伝うって言ったけど、ひとりでするって楓ちゃんが言ったんだよ。さっき見たことは楓ちゃんには黙っておけばいいよ。知らない方がいいこともあるし」