桃香は腕を組むと、プイッと壁の方を向いた。
高斗の顔から、スーッと笑顔が消えていく。
告白を断られた上に、思いまで踏みにじられた高斗は、なにも言い返さず、ふらふらと岩石のそばから離れ、壁伝いに歩いていった。
かける言葉が見つからなかったようで、冬馬と敏郎は黙ってその背中を見送っている。
「かわいそうに……ちょっと励ましてくるから」
歩が心底気の毒そうにつぶやき、高斗のあとを追いかけた。
高斗の顔から、スーッと笑顔が消えていく。
告白を断られた上に、思いまで踏みにじられた高斗は、なにも言い返さず、ふらふらと岩石のそばから離れ、壁伝いに歩いていった。
かける言葉が見つからなかったようで、冬馬と敏郎は黙ってその背中を見送っている。
「かわいそうに……ちょっと励ましてくるから」
歩が心底気の毒そうにつぶやき、高斗のあとを追いかけた。

