ニンゲン釣りゲーム

「大声をあげて騒いだら、岩石が落ちてくるんじゃなかったのかよ!?」

冬馬が、頭をぐしゃぐしゃにかきむしりながら、頭上を見あげる。

「くそっ、ルールもなにもあったもんじゃねえな!」

吐き捨てるような高斗の言葉で、ここがあらためて無法地帯なのだと楓は強く実感した。

「みんな!」と歩が手を叩いたので、そちらに視線が集まった。
傷だらけの歩の身体にようやく気付いた高斗や、桃香が一瞬ぎょっとしたような顔をしていた。