ニンゲン釣りゲーム

「楓……」と大和が肩を抱き寄せるようにして、止めてきた。

「もう、あきらめよう……。おれたちだけでも逃げないと……」

生肉の下からは、上半身を完全に潰されてしまった優と智明の脚だけがのぞいていた。
それを見ると、息ができないくらいに、楓の胸は苦しくなった。

「ごめん……ごめんね。助けられなくて……」

行き場のない悲しみに耐えられず、楓は大和の胸でむせび泣いた。
生肉のぬめりがついて汚れた背中を、大和が優しくなでてくれる。