ニンゲン釣りゲーム

そう思うと、腹の奥底から、さらに自信がわきあがってきた。
飢えと渇きが辛いが、心はすっかり満たされている。

彩乃とひとみが、首を蹴り飛ばして笑っている。
彼女たちも、あれが本当の姿だったのだ、と和也は思う。

ここでは閉鎖的な教室と違い、本当の自分をさらけ出すことができる。
そういう意味では、今まで気持ちを押し殺して生きてきた和也たちにとっては天国なのかもしれない。

首蹴りに飽きたのか、彩乃とひとみがようやく動きを止めた。