ニンゲン釣りゲーム

「仕方ねえから手伝ってやるよ」

鼻歌交じりに、ホウキを動かしている。

それを見た楓は、くすりと笑った。

ガキっぽくて腹の立つことばかり言ってくるが、こういう一面もあるから、なんだかんだ仲がいいのかもしれない。
そういえば、旗作りのときも、楓がひとりで残っていると、ブツブツ言いながらも手伝ってくれたっけ、と思い出す。

「あーあ、しかしなんで修学旅行が東京なんだろうな」

大和が口をとがらせる。