ニンゲン釣りゲーム

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おなかへったよぉ……。
のどがかわいたよぉ……。
もういやだよぉ……。

ひとみは、ため息をついた。それすらも、つらくてしょうがないほど、体力は限界に迫りつつあった。

一葉は、まだひとりでなにごとか騒いでいる。

「さっきのスパイ疑惑もいい山場になるだろうね。メモとかとりたいな~。紙とペンとかここに入れてなかったかな」

一葉は、スカートのポケットに手を入れ、さがしだした。

――ひらりとなにかが落ちる。