とまどう楓におかまいなしで、歩は手早く長袖のシャツをビリビリと破き、袖の部分で優の太ももの付け根をギュッと強くしばった。
そのおかげか、少し出血が止まり、優の呼吸が落ち着いてきた。
歩の身体にある無数の傷――きっと触れてはいけないことに違いない。
だから、夏でも長袖のシャツを着ていたのだろう。
楓はそう思い、歩の身体の傷は見えていないようにふるまった。
大和もそう思ったようで、黙々と血のしみこんだ布を片づけている。
そのおかげか、少し出血が止まり、優の呼吸が落ち着いてきた。
歩の身体にある無数の傷――きっと触れてはいけないことに違いない。
だから、夏でも長袖のシャツを着ていたのだろう。
楓はそう思い、歩の身体の傷は見えていないようにふるまった。
大和もそう思ったようで、黙々と血のしみこんだ布を片づけている。

