ニンゲン釣りゲーム

「くっそ……」と高斗は、腹をおさえながら、ふらふらと立ちあがる。

舌打ちしながら、ヤリを捨てた冬馬たちに支えられ、連れて行かれる。
戦意喪失したことを確認して、大和は大きく息をついた。

「そんなことより、脇田が自殺していたんだよ。水飲み場に顔をしずめて……」

大和が鼻をすすりながら言うと、和也がくくっ、と小声で笑った。

なに笑ってんだよ、という目で大和がにらみつけると、和也は涼しい顔をして、顔をそらしていた。